リモートの Mac コンピュータに接続する
このタスクでは,リモート Mac コンピュータへの UFT One 接続を制御して,Web アプリケーションを Safari ブラウザでテストできるようにする方法について説明します。
接続しているリモート・コンピュータに対する操作方法と,すでに接続が存在する場合に UFT One が接続試行を処理する方法の詳細については,リモート Mac コンピュータ上の Apple Safari の使用を参照してください。
このトピックの内容:
- 前提条件
- テスト設計時の Mac への接続の制御
- テスト/コンポーネントの実行に使用するリモート Mac コンピュータの指定
- リモート接続ステップの追加
- UFT One-Mac 接続に使用するポート番号の設定
前提条件
Web アプリケーションを Safari ブラウザでテストするには,Micro Focus UFT Agent Safari 機能拡張を Mac コンピュータにインストールします。詳細については,Mac での Micro Focus UFT Agent Safari 機能拡張のインストールと設定を参照してください。
UFT One バージョン 2021 R1 以前:UFT 接続エージェントもインストールする必要があります。
ハードウェアとソフトウェアの要件については,サポート・マトリクスを参照してください。
テスト設計時の Mac への接続の制御
-
UFT One ツールバーで[ALM 接続]
下矢印をクリックして[リモート接続]
を選択します。
-
開いたダイアログ・ボックスで,Mac に使用するホスト名または IP アドレスを入力します。
オプションで,ホスト名の後にポート番号を追加します。詳細については,UFT One-Mac 接続に使用するポート番号の設定を参照してください。
-
(オプション)次の場合は,[SSLを使用する]オプションを選択します。
UFT One バージョン 2022 以降 Mac の Micro Focus UFT Agent Safari 機能拡張が,SSL 接続を想定して設定されている。
UFT One バージョン 2021 R1 以前 Mac の UFT 接続エージェントが,SSL 接続を想定して設定されている。 SSL 接続を使用して UFT One と Mac の間の通信のセキュリティを確保するには,UFT One の[ツール]>[オプション]>[GUI テスト]>[リモート接続]表示枠と,Mac の Micro Focus UFT Agent Safari 機能拡張の環境設定で,適切な証明書と鍵が定義されていることを確認します。詳細については,リモート Mac コンピュータとの通信のセキュリティ保護を参照してください。
-
このダイアログ・ボックスの[接続]/[切断]ボタンを使用して,テストを編集しているときの接続ステータスを制御します。
このダイアログ・ボックスには,現在の接続ステータスも表示されます。
-
テストを実行する前に,下記のいずれかの方法で,実行セッション用の UFT One-Mac 接続を設定してください。
テスト/コンポーネントの実行に使用するリモート Mac コンピュータの指定
次のいずれかを実行します。
-
[記録]>[記録と実行環境設定]を選択して,[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスを開きます。
-
[Web]タブで[記録または実行セッションの開始時に次のブラウザを開く]を選択します。
-
ブラウザのリストから[Apple Safari (リモート Mac コンピュータ上)]を選択します。
-
ホスト情報(およびポート情報)を設定します。
-
SSL 接続を開始するかどうかを選択します。
-
実行セッションの終了時に Mac への接続を切断するかどうか,およびブラウザを閉じるかどうかを選択します。
-
-
環境変数 REMOTE_HOST,BROWSER_ENV,URL_ENV,USE_SSL(最後の 2 つはオプション)を設定します。
これらの環境変数では,Mac 接続の詳細,SAFARI ブラウザ,ブラウザで開く URL(オプション)を指定します。
SSL で保護された接続が必要な場合は,USE_SSL 変数を TRUE に設定します。詳細については,デスクトップ Web テストのパラメータ値を参照してください。
指定した Mac との接続がセットアップされ,実行セッションの開始時に Safari ブラウザが実行されます(テストが UFT One の UI から実行されるか,ALM テスト・セットから実行されるかには関係しません)。
リモート接続ステップの追加
RemoteConnection ユーティリティ・オブジェクトとそのメソッドである Connect(hostname,[useSSL]),Disconnect,IsConnected を使用して,Mac との接続の確立と切断を行います。
RemoteConnection.Run (Safari, <URL>) を使用して,接続の確立後にリモートの Mac で Safari ブラウザを実行します。
詳細については,『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「Utility Objects」の項を参照してください。
UFT One-Mac 接続に使用するポート番号の設定
UFT One は,標準設定ではポート 8822 を使用して Mac に接続します。ただし,状況によっては,別のポートを使用することが必要なこともあります。例:
-
Mac 上の別のアプリケーションがそのポートを使用している場合。
-
複数の UFT One ユーザが,同じ Mac コンピュータに接続する必要がある場合。各 UFT One ユーザは,別の Mac ユーザ・アカウントでインストールされた接続エージェントを,別のポート番号を設定して使用できます。
別のポートを使用するには,ホスト名の後にポート番号を追加して,<ホスト名>:<ポート番号> のように指定します。
注: Mac でも同じポート番号を設定してください。
UFT One バージョン 2022 以降:ポート番号は,Micro Focus UFT Agent Safari 機能拡張の環境設定の[ポート]オプションで設定します。
UFT One バージョン 2021.1 以前:ポート番号は,UFT 接続エージェントの環境設定の[UFT ポート]オプションで設定します。
Mac での Micro Focus UFT Agent Safari 機能拡張のインストールと設定を参照してください。