プロジェクトの検証、修復、アップグレード、復元
以前のバージョンで作成されたプロジェクトを現在のバージョンで使用するには、現在のバージョンに必要な設定に合わせるために、プロジェクトをアップグレードする必要があります。
アップグレードする場合は、その前に、プロジェクトの検証と修復を行って、データベースのユーザ・スキーマとデータのエラーを検出し修復してください。
このトピックの内容:
概要
プロジェクトの検証、修復、アップグレードの前に、次のことを理解しておいてください。
プロジェクトのバックアップ |
修復プロセスまたはアップグレード・プロセスを実行すると、システムでは、現行バージョンの仕様に合わせるために、プロジェクトの変更内容を実行します。プロジェクトの修復またはアップグレードを開始する前に、プロジェクトをバックアップする必要があります。 修復プロセスは、プロジェクト・データベース・スキーマに対してのみ変更を行います。修復プロセスの前には、データベース・サーバ上のプロジェクト・データベース・スキーマのバックアップは必要ですが、ファイル・システム内のプロジェクト・データのバックアップは不要です。 アップグレード・プロセスの前には、プロジェクト・データベース・スキーマとプロジェクト・データを含むプロジェクトのフルバックアップを行ってください。 |
例外ファイルの定義 |
テーブル、カラムの追加などでスキーマが変更済みの場合は、アップグレード・プロセスが失敗することがあります。データベースのユーザ・スキーマに手動で追加されたオブジェクトで、スキーマ設定ファイルに定義されていないものについては、例外ファイルを定義できます。そうすることで、このような変更をアップグレード・プロセス中に無視するようシステムに指示します。 検証、修復、アップグレードのプロセスを実行するときは、同じ例外ファイルを使用する必要があります。 例外ファイルは、1 つのプロジェクトに対して設定することも、「サイト管理」内のすべてのプロジェクトに対して設定することもできます。 |
検証プロセス |
検証プロセスを実行して、データベースのユーザ・スキーマとデータが正しいことを確認します。以前のバージョンのデータベースのユーザ・スキーマとデータが正しい場合でも、現行バージョンの仕様には合っていないことがあります。 検証プロセスでは、環境、設定、スキーマ構造、データ整合性に関する問題で、アップグレードを失敗する原因となる可能性があるものが検出されます。このプロセスでは、システムで修復できる問題と、ユーザが手動で修復する必要がある問題を知らせる検証ログが生成されます。 |
修復プロセス |
修復プロセスでは、検証プロセスで見つかった、データとスキーマのほとんどの問題が修正されます。 データの損失を招く可能性がある問題が検証プロセスで検出された場合、その問題が修復プロセスで自動的に修正されることはありません。これらの問題は手動で修復する必要があります。特定の問題が自動的に処理されるかどうかを調べるには、検証ログを参照してください。 |
修復/アップグレード・モード | 標準設定では、修復プロセスとアップグレード・プロセスは非サイレント・モードで実行されます。プロセスを非サイレント・モードで実行している場合、エラーが発生したときに情報の入力を求められることがあります。このモードの代わりに、サイレント・モードでプロセスを実行することもできます。プロセスがサイレント・モードで実行されている場合、ユーザの入力を求めずにプロセスは中止されます。 |
検証、修復、またはアップグレードされたプロジェクトの以前のバージョンでの使用 |
検証または修復したプロジェクトは、以前のバージョンで今までどおり使用できます。 アップグレードしたプロジェクトは、以前のバージョンでは使用できなくなります。 |
プロジェクトのアップグレード・パス
次の表は、以前のバージョンからプロジェクトを直接アップグレードできる最新バージョンを示しています。
対象バージョン | 直接アップグレードをサポートする最終バージョン |
---|---|
11.0 | 12.2 |
11.5x | 12.5 |
12.0 | 15.0 |
12.2 | 15.5 |
12.5x | 16.0.x |
12.6x | 17.0.x |
15.5.x | 25.1 |
16.x.x | 25.1 |
17.x.x | 25.1 |
24.1.x | 25.1 |
プロジェクトのバックアップ
プロジェクトの完全バックアップには、プロジェクト・データベース・スキーマのバックアップとプロジェクト・データのバックアップが含まれます。
修復プロセスは、プロジェクト・データベース・スキーマに対してのみ変更を行います。修復プロセスを実行する前に、データベース・サーバ上のプロジェクト・データベース・スキーマをバックアップしてください。ファイル・システム内のプロジェクト・データをバックアップする必要はありません。
アップグレード・プロセスの前には、プロジェクト・データベース・スキーマとプロジェクト・データを含むプロジェクトのフルバックアップを行ってください。
データベース・サーバ上のプロジェクト・データベース・スキーマをバックアップするには、次の手順を実行します。
Microsoft SQL データベース | Microsoft SQL データベース・スキーマのバックアップ方法の詳細については、「How to back up and restore MS SQL database」を参照してください。 |
Oracle データベース | Oracle データベース・スキーマのバックアップ方法の詳細については、「How to export and import an Oracle database to dump files」を参照してください。 |
ファイル・システムのプロジェクト・データをバックアップするには、次の手順を実行します。
ファイル・システムで、すべてのデータ(自動テスト・スクリプトと結果、添付)がインストール時に定義したリポジトリにあるプロジェクト・ディレクトリに保存されていることを確認します。このプロジェクト・ディレクトリを、サブディレクトリとファイルをすべて含めてコピーします。
例外ファイルの定義
例外ファイルを使用すると、特別なテーブル、ビュー、カラム、シーケンスに対する警告を無視できます。例外ファイルは、1 つのプロジェクトに対して設定することも、すべてのプロジェクトに対して設定することもできます。
検証、修復、アップグレードのプロセスを実行するときは、同じ例外ファイルを使用する必要があります。
Example: テーブル、カラムの追加などでプロジェクト・データベース・ユーザ・スキーマが変更済みの場合は、検証、修復、アップグレードのプロセスが失敗することがあります。データベースのユーザ・スキーマに手動で追加されたオブジェクトで、スキーマ設定ファイルに定義されていないものについては、例外ファイルを定義できます。これで、そのような変更を無視するようにシステムに指示されます。
例外ファイルを定義するには、次の手順を実行します。
インストール・ディレクトリの SchemaExceptions.xml ファイルをコピーします。このファイルは、標準設定では<インストール・パス>\data\sa\DomsInfo\MaintenanceData にあります。
例外ファイル(my_exceptions.xml など)を作成し、次のように例外を定義します。
特別なテーブルについて:
Copy code<TableMissing>
<object pattern="MY_Table" type="extra"/>
</TableMissing>特別なビューについて:
Copy code<ViewMissing>
<object pattern="MY_VIEW" type="extra"/>
</ViewMissing>特別なカラムについて:
Copy code<ColumnMissing>
<object pattern="MY_COLUMN" type="extra"/>
</ColumnMissing>特別なシーケンスについて:
Copy code<SequenceMissing>
<object pattern="MY_SEQUENCE" type="extra"/>
</SequenceMissing>
例外ファイルを 1 つのプロジェクトに対して設定するには、次の手順で行います。
[サイト管理]>[プロジェクト]タブを開きます。
プロジェクトのリストからプロジェクトを選択します。
[詳細]タブの[プロジェクトデータベース]セクションの[例外ファイル]フィールドに、例外ファイルの場所を入力します。
例外ファイルをすべてのプロジェクトに対して設定するには、UPGRADE_EXCEPTION_FILE パラメータを追加し、例外ファイルの場所を定義します。
サイト・パラメータの設定方法の詳細については、設定パラメータの指定を参照してください。
プロジェクトの検証
検証プロセスは、個々のプロジェクトレベルでご実行するか、ドメイン・レベルで実行して、ドメイン内の複数またはすべてのプロジェクトを検証できます。
権限:
プロジェクトを検証するには、サイト管理者である必要があります。
検証プロセス:
データベースのユーザ・スキーマとデータが正しいかどうかを確認します。
環境、設定、スキーマ構造、データ整合性に関する問題で、プロジェクトのアップグレードが失敗する原因となる可能性があるものを検出します。
このプロセスでは、OpenText Application Quality Management によって修復可能な問題と、ユーザが手動で修復する必要がある問題を伝える検証レポートが生成されます。
個々のプロジェクトを検証するには、次の手順を実行します。
[サイト管理]>[プロジェクト]タブを開きます。
プロジェクトのリストからターゲット・プロジェクトを選択し、[プロジェクトのメンテナンス]>[プロジェクトの検証]をクリックします。
[プロジェクトの検証]をクリックして、検証プロセスを開始します。
プロジェクトがまだアクティブな場合は、最初に非アクティブにするように求めるメッセージが表示されます。
プロセスの実行中にエラーが発生すると、メッセージ・ボックスが開きます。状況に応じて、[中断]または[再試行]をクリックしてください。
検証プロセスを中止するには、[中断]をクリックし、確認ダイアログ・ボックスで[はい]をクリックします。
検証プロセスを一時停止するには、[一時停止]をクリックします。続行するには、[再開]をクリックします。
検証プロセスが完了するまで待ちます。
検証プロセスが完了すると、検証ログが次のディレクトリに保存されます。
<リポジトリ・パス>\sa\DomsInfo\MaintenanceData\out\<ドメイン名>\<プロジェクト名>。
検証ログをテキスト・ファイルにエクスポートするには、[ログのエクスポート]をクリックします。
検証ログをクリアするには、[ログのクリア]をクリックします。
検証ログを分析します。このログには、システムで修復できる問題と、ユーザが手動で修復する必要がある問題が示されます。
ドメイン内の複数またはすべてのプロジェクトを検証するには、次の手順を実行します。
[サイト管理]>[プロジェクト]タブを開きます。
プロジェクトのリストからターゲット・ドメインを選択し、[ドメインのメンテナンス]>[ドメインの検証]をクリックします。
ターゲット・プロジェクトを選択するか、[プロジェクト名]カラムのチェックボックスをクリックしてすべてのプロジェクトを選択します。
[プロジェクトの検証]をクリックします。
選択したプロジェクトのいずれかがまだアクティブな場合は、最初にそのプロジェクトを非アクティブにするように求められます。
プロセスの実行中にエラーが発生すると、メッセージ・ボックスが開きます。状況に応じて、[中断]または[再試行]をクリックしてください。
検証プロセスを中止するには、[中断]をクリックし、確認ダイアログ・ボックスで[はい]をクリックします。
検証プロセスを一時停止するには、[一時停止]をクリックします。続行するには、[再開]をクリックします。
検証プロセスが完了するまで待ちます。
検証プロセスが完了すると、検証ログが次のディレクトリに保存されます。
<リポジトリ・パス>\sa\DomsInfo\MaintenanceData\out\<ドメイン名>\<プロジェクト名>。
検証ログをテキスト・ファイルにエクスポートするには、[ログのエクスポート]をクリックします。
検証ログをクリアするには、[ログのクリア]をクリックします。
検証ログを分析します。このログには、システムで修復できる問題と、ユーザが手動で修復する必要がある問題が示されます。
プロジェクトの修復
修復プロセスは、個々のプロジェクトレベルで実行するか、ドメイン・レベルで実行してドメイン内の複数またはすべてのプロジェクトを修復できます。
修復の概要
修復プロセスでは、検証プロセスで見つかった、データとスキーマのほとんどの問題が修正されます。データの損失を招く可能性がある問題が検証プロセスで見つかった場合、その問題が修復プロセスで自動的に修正されることはありません。これらの問題は手動で修復する必要があります。
特定の問題が自動的に処理されるかどうかを調べるには、検証レポートを参照してください。
標準設定では、修復プロセスは非サイレント・モードで実行されます。プロセスを非サイレント・モードで実行している場合、エラーが発生したときに入力を求められることがあります。このモードの代わりに、サイレント・モードでプロセスを実行することもできます。エラーが発生すると、ユーザに入力を求めずに、プロセスが中止されます。
前提条件:
プロジェクトをバックアップします。
検証ログにシステムでは修正できないと示されている問題を修復します。プロジェクトの検証を参照してください。
プロジェクトを修復するには、サイト管理者である必要があります。
個々のプロジェクトを修復するには、次の手順を実行します。
[サイト管理]>[プロジェクト]タブを開きます。
プロジェクトのリストからターゲット・プロジェクトを選択し、[プロジェクトのメンテナンス]>[プロジェクトの修復]をクリックします。
修復プロセスをユーザの介在なしで実行するには、[サイレントモードで実行]を選択します。
修復プロセスを開始するには、[プロジェクトの修復]をクリックします。
プロジェクトがまだアクティブな場合は、最初に非アクティブにするように求めるメッセージが表示されます。
プロセスの実行中にエラーが発生すると、メッセージ・ボックスが開きます。状況に応じて、[中断]または[再試行]をクリックしてください。
修復プロセスを中止するには、[中断]をクリックし、確認ダイアログ・ボックスで[はい]をクリックします。
修復プロセスを一時停止するには、[一時停止]をクリックします。続行するには、[再開]をクリックします。
修復プロセスが完了するまで待ちます。
修復ログをテキスト・ファイルにエクスポートするには、[ログのエクスポート]をクリックします。
修復ログをクリアするには、[ログのクリア]をクリックします。
ドメイン内の複数またはすべてのプロジェクトを修復するには、次の手順を実行します。
[サイト管理]>[プロジェクト]タブを開きます。
プロジェクトのリストからターゲット・ドメインを選択し、[ドメインのメンテナンス]>[ドメインの修復]をクリックします。
修復設定を設定します。
修復モード 次のオプションを選択できます。
サイレント・モードで実行:ユーザの介在なしでプロセスを実行します。
失敗した場合は次のプロジェクトに進む:修復が失敗した場合に、その次のプロジェクトに進みます。これは、標準設定のオプションです。
修復後 次のいずれかのオプションを選択します。
すべてのプロジェクトを非アクティブのままにする:修復プロセスの完了後に、すべてのプロジェクトを非アクティブのままにしておきます。
現在アクティブなプロジェクトのみをアクティブ化する:アクティブだったプロジェクトは、修復プロセスの終了後に再びアクティブにします。これは、標準設定のオプションです。
すべてのプロジェクトをアクティブ化する:修復プロセスの完了後に、すべてのプロジェクトをアクティブにします。
ターゲット・プロジェクトを選択するか、[プロジェクト名]カラムのチェックボックスをクリックしてすべてのプロジェクトを選択します。
[プロジェクトの修復]をクリックします。
選択したプロジェクトのいずれかがまだアクティブな場合は、最初にそのプロジェクトを非アクティブにするように求められます。
プロセスの実行中にエラーが発生すると、メッセージ・ボックスが開きます。状況に応じて、[中断]または[再試行]をクリックしてください。
修復プロセスを中止するには、[中断]をクリックし、確認ダイアログ・ボックスで[はい]をクリックします。
修復プロセスを一時停止するには、[一時停止]をクリックします。続行するには、[再開]をクリックします。
修復プロセスが完了するまで待ちます。
修復ログをテキスト・ファイルにエクスポートするには、[ログのエクスポート]をクリックします。
修復ログをクリアするには、[ログのクリア]をクリックします。
プロジェクトのバックアップの復元
修復プロセスまたはアップグレード・プロセスが失敗した場合は、バックアップしてあるプロジェクトを復元してから、プロセスを再試行する必要があります。復元したプロジェクトは、それがバックアップされたバージョンのみで使用できます。
Microsoft SQL データベース・サーバからプロジェクトを復元するには、次の手順を実行します。
SQL Server Enterprise Manager でデータベースに移動し、[ツール]>[データベースの復元]を選択します。
バックアップ・ファイルに移動し、復元手順に従って、データの復元プロセスを完了します。
新しいデータベース・サーバに td ユーザを配置するには、次の SQL コマンドをそれぞれの復元対象スキーマ(サイト管理、lab_project、プロジェクト・スキーマ)で実行します。
Copy codeEXEC sp_change_users_login 'Report'
EXEC sp_change_users_login 'Update_One', 'td', 'td'
EXEC sp_changedbowner 'td_admin'注: td_admin は、必要なデータベース権限を持つデータベース管理ユーザです。
サイト管理で、プロジェクトへのアクセスを復元します。プロジェクトを別のディレクトリから復元する場合や、スキーマの名前が変更されている場合は、dbid.xml ファイルをそれに合わせて更新する必要があります。詳細については、プロジェクトへのアクセスの復元を参照してください。
プロジェクトがアクティブな状態でバックアップを実行する場合は、プロジェクト・リポジトリの再調整を行ってください。詳細については、リポジトリの再調整を参照してください。
Oracle データベース・サーバからプロジェクトを復元するには、次の手順を実行します。
バックアップ・ファイルを Oracle サーバ・マシンにコピーします。
SQL*Plus ユーティリティを使って、system アカウントで Oracle サーバにログインします。
プロジェクトのユーザを作成します。作成するユーザは、必ず、プロジェクトがエクスポートされたときのプロジェクト名(または Oracle ユーザ名)と同じ名前にしてください。
次の SQL ステートメントを使用します。
Copy codeCREATE USER [<プロジェクト名>] IDENTIFIED BY tdtdtd DEFAULT TABLESPACE TD_data TEMPORARY TABLESPACE TD_TEMP;
GRANT CONNECT,RESOURCE TO [<プロジェクト名>];インストール DVD で、\Utilities\Databases\Scripts ディレクトリを探します。qc_project_db___oracle.sql ファイルを開いて、指示に従います。
コマンド・ラインで、imp と入力してインポート・ユーティリティを実行します。
プロンプトに従い、system アカウントで Oracle サーバにログインします。必ず、ダンプ・ファイルをすべてインポートしてください。
すべてのテーブルを正しくインポートできたら、確認メッセージが表示されます。
サイト管理で、プロジェクトへのアクセスを復元します。プロジェクトを別のディレクトリから復元する場合や、スキーマの名前が変更されている場合は、dbid.xml ファイルをそれに合わせて更新する必要があります。詳細については、プロジェクトへのアクセスの復元を参照してください。
プロジェクトがアクティブな状態でバックアップを実行する場合は、プロジェクト・リポジトリの再調整を行ってください。詳細については、リポジトリの再調整を参照してください。
ファイル・システムからリポジトリを復元するには、次の手順を実行します。
バックアップされたリポジトリをリポジトリにコピーします。
サイト管理で、プロジェクトへのアクセスを復元します。プロジェクトを別のディレクトリから復元する場合や、スキーマの名前が変更されている場合は、dbid.xml ファイルをそれに合わせて更新する必要があります。詳細については、プロジェクトへのアクセスの復元を参照してください。
プロジェクトがアクティブな状態でバックアップを実行する場合は、プロジェクト・リポジトリの再調整を行ってください。詳細については、リポジトリの再調整を参照してください。
プロジェクトのアップグレード
以前のバージョンのプロジェクトがプロジェクト・リストから利用可能になったら、現在のバージョンへのアップグレードに進むことができます。
アップグレード・プロセスは、個々のプロジェクトで実行するか、ドメイン・レベルで実行してドメイン内の複数またはすべてのプロジェクトをアップグレードできます。
アップグレードの概要
標準設定では、アップグレード・プロセスは非サイレント・モードで実行されます。プロセスを非サイレント・モードで実行している場合、エラーが発生したときに入力を求められることがあります。このモードの代わりに、サイレント・モードでプロセスを実行することもできます。プロセスがサイレント・モードで実行されている場合、ユーザの入力を求めずにプロセスは中止されます。
プロジェクトのアップグレードが終了すると、そのプロジェクトは以前のバージョンで使用できなくなります。
アップグレードの前に、次のことを確認してください。
アップグレード・プロセスの実行中は、プロジェクト・ディレクトリにアクセスできる必要があります。たとえば、プロジェクト・ディレクトリがファイル・サーバ上にある場合は、そのサーバが稼動していてアクセス可能であることを確認してください。
アップグレード中には、データベース・メンテナンス・ジョブは実行できません。データベース・メンテナンス・ジョブを実行するとアップグレードが失敗し、プロジェクトが破損する可能性があります。
プロジェクトで拡張機能が有効な場合、アップグレードする前に新しいサーバでこれらの拡張機能が利用可能であることを確認する必要があります。新しいサーバでいずれかの拡張機能が利用できない場合、アップグレードは失敗します。
テンプレート・プロジェクトをアップグレードしてから、他にリンクされたプロジェクトがあればアップグレードします。テンプレート・プロジェクトとリンクされたプロジェクトが別のデータベース内にある場合は、リンクされたプロジェクトの更新中にテンプレート・プロジェクトのデータベースがアクセス可能であることを確認してください。
バージョン管理:バージョン管理対応プロジェクトは、チェック・アウト・エンティティが存在する間はアップグレードできません。すべてのエンティティは、対応するバージョンでチェックインされていることが必要です。
権限:
プロジェクトをアップグレードするには、サイト管理者である必要があります。
個々のプロジェクトをアップグレードするには、次の手順を実行します。
[サイト管理]>[プロジェクト]タブを開きます。
プロジェクトのリストからターゲット・プロジェクトを選択し、[プロジェクトのメンテナンス]>[プロジェクトのアップグレード]をクリックします。
アップグレード・プロセスをユーザの介在なしで実行するには、[サイレントモードで実行]を選択します。
アップグレード・プロセスを開始するには、[プロジェクトのアップグレード]をクリックします。
プロジェクトがまだアクティブな場合は、最初に非アクティブにするように求めるメッセージが表示されます。
プロセスの実行中にエラーが発生すると、メッセージ・ボックスが開きます。状況に応じて、[中断]または[再試行]をクリックしてください。
アップグレード・プロセスを中止するには、[中断]をクリックし、確認ダイアログ・ボックスで[はい]をクリックします。
アップグレード・プロセスを一時停止するには、[一時停止]をクリックします。続行するには、[再開]をクリックします。
アップグレード・プロセスが完了するまで待ちます。
修復ログをテキスト・ファイルにエクスポートするには、[ログのエクスポート]をクリックします。
修復ログをクリアするには、[ログのクリア]をクリックします。
ドメイン内の複数またはすべてのプロジェクトをアップグレードするには、次の手順を実行します。
[サイト管理]>[プロジェクト]タブを開きます。
プロジェクトのリストからターゲット・ドメインを選択し、[ドメインのメンテナンス]>[ドメインのアップグレード]をクリックします。
アップグレード設定を設定します。
修復モード 次のオプションを選択できます。
サイレント・モードで実行:ユーザの介在なしでプロセスを実行します。
失敗した場合は次のプロジェクトに進む:修復が失敗した場合に、その次のプロジェクトに進みます。これは、標準設定のオプションです。
修復後 次のいずれかのオプションを選択します。
すべてのプロジェクトを非アクティブのままにする:アップグレード・プロセスの終了後に、すべてのプロジェクトを非アクティブのままにしておきます。
現在アクティブなプロジェクトのみをアクティブ化する:アクティブだったプロジェクトは、アップグレード・プロセスの完了後に再びアクティブにします。これは、標準設定のオプションです。
すべてのプロジェクトをアクティブ化する:アップグレード・プロセスの完了後に、すべてのプロジェクトをアクティブにします。
ターゲット・プロジェクトを選択するか、[プロジェクト名]カラムのチェックボックスをクリックしてすべてのプロジェクトを選択します。
[プロジェクトのアップグレード]をクリックします。
選択したプロジェクトのいずれかがまだアクティブな場合は、最初にそのプロジェクトを非アクティブにするように求められます。
プロセスの実行中にエラーが発生すると、メッセージ・ボックスが開きます。状況に応じて、[中断]または[再試行]をクリックしてください。
アップグレード・プロセスを中止するには、[中断]をクリックし、確認ダイアログ・ボックスで[はい]をクリックします。
アップグレード・プロセスを一時停止するには、[一時停止]をクリックします。続行するには、[再開]をクリックします。
アップグレード・プロセスが完了するまで待ちます。
アップグレード・ログをテキスト・ファイルにエクスポートするには、[ログのエクスポート]をクリックします。
アップグレード・ログをクリアするには、[ログのクリア]をクリックします。
参照情報: