シナリオの実行方法
このタスクでは,シナリオの実行方法について説明します。
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前提条件
既存のシナリオを開くか,新しいシナリオを設計します。
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マニュアル・シナリオを設計する手順については,「マニュアル・シナリオの設計方法」を参照してください。
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ゴール指向シナリオを設計する手順については,「ゴール指向シナリオの設計方法」を参照してください。
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シナリオ実行の準備をする
シナリオを実行する前に,シナリオの結果の保存場所と実行環境に関連するその他の設定を行います。詳細については,「シナリオの実行の準備をする方法」 を参照してください。
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ラウンドロビンを行うランプ・アップ・メソッドを設定する(任意)
ラウンドロビン方式のランプ・アップを有効にするには,%windir% にある wlrun7.ini ファイルを検索します。[ScenarioDesign]セクションで, DitributionByHostsInPrecentageMode フラグを 1 に設定します。詳細については,「シナリオの実行の概要」 を参照してください。
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シナリオを実行する
[実行]タブで,[シナリオの開始]ボタンをクリックしてシナリオの実行を開始します。シナリオは,定義したスケジュールに従って実行されます。
注: Controller がシナリオを開始すると,各 VuGen スクリプトおよび指定の Load Generator マシンのバージョンをチェックします。スクリプトのバージョンが Load Generator のバージョンより後であるか,スクリプトまたは Load Generator のバージョンが未定義の場合(以前の Load Generator のバージョンなど),Controller は不一致を検出します。
不一致があると,Controller のログには,バージョンが一致せず,スクリプトが適切に実行されていない由のメッセージが表示されます。この場合,シナリオの実行を停止し,Load Generator のアップグレードなどを実行して,不一致を解決することができます。代わりに,シナリオの実行を継続させて,他のエラーがあるかどうかを特定することもできます。
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シナリオ実行中における仮想ユーザの動作,追加,および停止を手動で制御する(任意)
シナリオ実行中に次の操作を行うことができます。
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仮想ユーザ・グループの動作を制御する。シナリオ実行中に仮想ユーザ・グループを初期化,実行,および停止できます。
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仮想ユーザの初期化:
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仮想ユーザを実行する:
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仮想ユーザをすぐに停止する:
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仮想ユーザを徐々に停止する:
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個々の仮想ユーザを実行または停止する。仮想ユーザ・グループ内の特定の仮想ユーザを実行または停止できます。ユーザ・インタフェースの詳細については,「[仮想ユーザ]ダイアログ・ボックス」を参照してください。
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追加の仮想ユーザを初期化/実行する,または現在実行中の仮想ユーザを停止する。実行中のシナリオへの新しい仮想ユーザの追加や,実行中の仮想ユーザの停止を手動で制御できます。ユーザ・インタフェースの詳細については,「[仮想ユーザの実行/停止]ダイアログ・ボックス」を参照してください。
仮想ユーザ・グループ全体を初期化,実行,または停止するには,[シナリオ グループ]ペインでグループを選択し,Controller のメイン・ツールバーにある該当のボタンをクリックします。
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実行中の各仮想ユーザに関する実行時の情報が格納されているログを表示する(任意)
ユーザ・インタフェースの詳細については,「仮想ユーザ・スクリプト・ログ」を参照してください。
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Controller よりも前に行うランデブーから仮想ユーザを解放する(任意)
詳細については,「ランデブー・ポイント」を参照してください。
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シナリオ実行中に実行メモを記録する(任意)
Controller は,シナリオ実行中にコメントを記録するためのダイアログ・ボックスを提供します。ダイアログ・ボックスを開くには,[シナリオ]>[実行メモ]を選択します。このメモは,[OK]をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じると自動的に保存されます。
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シナリオを監視する(任意)
シナリオの実行中に,オンライン・モニタ・グラフを使用して,オンライン・モニタによって収集されたデータを表示できます。実行を開始する前にモニタを設定していなくても,実行中に設定できます。LoadRunner オンライン・グラフを使用して,モニタによって収集されたデータを表示できます。
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オンライン・モニタの設定の詳細については,「監視環境の設定方法」を参照してください。
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モニタ・グラフの表示の詳細については,「オンライン・モニタ・グラフ」を参照してください。
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実行結果を照合する
標準のファイル保存場所の設定(ローカル・マシン)を使っている場合,シナリオの実行が完了すると,結果分析の準備のために実行結果が照合または統合されます。実行の完了時に自動的に結果を照合するよう LoadRunner を設定していない場合,実行後に手動で結果を照合する必要があります。
[結果]>[結果の照合]>[結果の照合]を選択します。詳細については,「シナリオ実行結果を照合する方法」 を参照してください。
結果の照合の詳細については,「実行データの照合」を参照してください。