新機能

LoadRunner Professional バージョン 2020 の新機能と改善点について,以下に示します。

新機能のビデオ

「LoadRunner Professional 2020 の新機能」のビデオをご覧ください。

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LoadRunner ファミリの概要

Micro Focus LoadRunner ファミリは,連続負荷テスト,ストレス・テスト,パフォーマンス・テストのための,業界トップ・クラスの包括的なポートフォリオを提供します。LoadRunner ソリューションは,スマート分析とリアルタイム・インサイトに基づき,現実世界のシミュレーションの使用とオープン・ソースおよびサードパーティ・ツールとの統合を特長とし,エンタープライズ規模で品質と速度を達成するために必要なアプリケーションの効率性,耐久性,安定性を促進します。

このリリースから,LoadRunner Professional が LoadRunner の新しい製品名となります。名前の変更による,製品のサポートや価格への影響はありません。マーケティング資料や製品 UI で新しい名前が使用されるだけでなく,ADM サポート・サイト,弊社のメイン Web サイト(microfocus.com),ADM コミュニティ・ページ,ソーシャル・メディアの投稿など,ドキュメントやさまざまなシステムにも名前の変更が反映されます。

LoadRunner Professional: アプリケーションのパフォーマンスおよび負荷テストのためのオンプレミス・ソリューションにより,パフォーマンスの問題で最も可能性の高い原因を特定します。


LoadRunner Enterprise(旧称 Performance Center): 共同パフォーマンス負荷テストにより,効率を高めてコストを削減します。

詳細については,LoadRunner Enterprise ヘルプセンターを参照してください。

LoadRunner Cloud(旧称 StormRunner Load): スケーラブルなクラウド・ベースのモバイル・アプリと,Web サイトの負荷テスト・リソースを提供します。

詳細については,LoadRunner Cloud ヘルプセンターを参照してください。

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VuGen とプロトコルの機能強化

Virtual User Generator とサポートされているプロトコルには,次の機能強化が含まれています。

注: TruWeb は DevWeb に名前が変更されました。

DevWeb の利用可能性

DevWeb のサポートがアップグレードされました。

  • DevWeb は完全にサポートされる VuGen プロトコルになり,使用許諾契約書の条項に従って利用可能になります(Web - HTTP/HTML が含まれるライセンスで利用可能)。
  • DevWeb スタンドアロンは,実行中の仮想ユーザを最大 150 までサポートします。

DevWeb

VuGenDevWeb の主要な機能強化を以下に示します。

  • 次のような,DevWeb スクリプトのサポートの強化:

    • アクション可能なスナップショット。
    • HAR ファイルからスクリプトを再生成する機能。

    • 再生ログのエラー行にジャンプする機能。

    • 記録するブラウザを選択する機能。
    • プロキシ自動設定(PAC)スクリプトのサポート。
  • 相関の自動記録スキャンのサポート。

「DevWeb プロトコル」を参照してください。

DevWeb の一般的な機能強化については,DevWeb の新機能も参照してください。

TruClient

TruClient の主要な機能強化のいくつかを以下に示します。

  • TruClient Browser(Mozilla 65.0.3 と同等)および Chromium 76 のブラウザ・サポートを更新および改善しました。

  • パフォーマンス・メトリックには,クライアント側のページ解析と,DOMContentLoaded,DOM インタラクティブ,ページ読み込みの各イベントの JavaScript 実行時間が含まれるようになりました。

  • TruClient Native Mobile の機能強化。
  • 新しい TruClient 検索バー。
  • [新規ステップ]ボックスに,ツールボックス機能が追加されました。
  • HTTPS バージョンの VTS サーバのサポート。
  • Windows 10 の IE ブラウザでプロキシ設定を使用するためのサポートが改善されました。

詳細なリストについては,TruClient の新機能を参照してください。

Web Services

Web Services では,以下のような機能強化が行われています。

  • Web Services プロトコルに,新しい WCF ツールキットと API が追加され,WSDL のインポート,記録,再生,SAML のサポートが更新されました。「サービスのインポート」を参照してください。
  • サービスのインポート時に,VuGen で標準設定のプロキシ・サーバ設定が自動的に使用されるようになりました。「[接続の設定]ダイアログ・ボックス」を参照してください。
SAP - Web

SAP - Web スクリプトで,次の機能がサポートされるようになりました。

  • DFE(SAP 用の新しい定義済み DFE を含む): SAPEventQueue
  • 記録レポート。
  • 非同期通信。
  • スクリプト再生後の HAR ファイルの生成。

「SAP Web プロトコル」を参照してください。

Web ベースのプロトコル

トラフィック・アナライザのサポートがアップグレードされました。

  • Wireshark の他のバージョンのサポートが追加されました: 3.0.2 まで
  • Fiddler の他のバージョンのサポートが追加されました: 5.0.x まで

「キャプチャしたトラフィック・ファイルの分析による仮想ユーザ・スクリプトの作成」を参照してください。

LoadRunner Enterpriseとの統合VuGen スクリプトを LoadRunner Enterprise(旧称 Performance Center)に直接アップロードできるようになりました。「LoadRunner Enterprise との統合」を参照してください。

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Controller と Analysis の機能強化

Controller と Analysis には,次の機能強化が含まれています。

ライセンス

50 の仮想ユーザ,1 つの JMeter 仮想ユーザ,モバイル UI の無制限ユーザをサポートするコミュニティ・ライセンスが,LoadRunner Professional のセットアップ中に自動的にインストールされるようになりました。

「LoadRunner Professional のライセンスについて」を参照してください。


DevWeb

Controller と Analysis の DevWeb スクリプトの主要な機能強化を以下に示します。

  • Controller の DevWeb スタンドアロンからスクリプトをアップロードして実行する機能。
  • Controller で DevWeb の実行環境設定を編集する機能。
  • エラー時のスナップショットのサポート。
  • Controller と Analysis の DevWeb スループットの,秒ごとの送信バイト数の新しいグラフ。

「DevWeb テスト」を参照してください。

DevWeb の一般的な機能強化については,DevWeb の新機能も参照してください。

Controller のオンライン・グラフ

Controller のオンライン・モニタ・グラフ・コンポーネントが最新のものになり,[実行]タブのグラフを追加およびカスタマイズするプロセスが合理化されました。

「オンライン・モニタ・グラフの表示とカスタマイズ」を参照してください。

Analysis レポート

次の機能で,最新の UI が利用可能になりました。

  • Analysis サマリ・レポート

  • HTML レポート

「Analysis レポート・タイプ」を参照してください。

実行環境設定VuGen の形式に合わせて,Controller と Analysis の[実行環境設定]ページが再設計されました。
Docker

Docker 化された Load Generator で他のプロトコルのサポートが追加されました。

  • Windows: Web Services および DevWeb プロトコル
  • Linux: DevWeb プロトコル

「Docker 化された Load Generator の設定」を参照してください。

TLS 1.3TLS 1.3 は,Controller と Load Generator 間の通信でサポートされています。

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テクノロジ,プラットフォーム,セキュリティ

LoadRunner Professional では,次のテクノロジとプラットフォームに関して,サポートが追加または改善されています。

Java

Java のサポートの改善:

  • VuGen でコード生成に使用する Java のバージョンをカスタマイズできるようになりました。「Java コードのサポート」を参照してください。
  • 標準設定のインストールには,以下のバージョンの JDK が含まれています。

    • VuGen に付属: OpenJDK 11,32 ビット

    • Load Generator に付属: OpenJDK 11,32 ビット(Windows)または OpenJDK 8,32 ビット(Linux)


Microsoft Windows

サポート対象:

  • Windows 10 May 2019 Update(1903)
  • Windows Server 2019
OpenSSLOpenSSL バージョン 1.1.1b までのサポート
Linux 上の Load GeneratorUbuntu Server Linux 18.04 LTS のサポート
NUnitNUnit 3.12 のサポート

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ヘルプセンターの更新情報

LoadRunner Professional ヘルプセンターと VuGen ヘルプセンターは,どのブラウザからでもオンラインで利用できます。強力な検索エンジン機能を備えていて,ヘルプセンターのすべてのコンテンツを検索できます。

バージョン 2020 から,ローカル・ヘルプが LoadRunner Professional 製品のインストールの一部としては提供されなくなりました。オンラインのヘルプセンターにアクセスできない場合は,ヘルプ・ファイルをローカルにダウンロードして LoadRunner Professional マシンにインストールすることができます。詳細については,「ヘルプセンターのダウンロード」を参照してください。

以前はローカルで利用できたスタンドアロン・ヘルプセンターの一部が,LoadRunner Professional ヘルプセンターに統合され,より効率的にヘルプを使用できるようになっています。

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関連項目:

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LoadRunner Professional(旧称 LoadRunner)ヘルプセンターへようこそ。LoadRunner Professional は,パフォーマンス・テスト製品の新しい Micro Focus LoadRunner ファミリの一部です。