LoadRunner Professionalの新機能

このトピックでは,バージョン 24.1 の LoadRunner Professional の新機能と機能強化について説明します。

新機能のビデオ

LoadRunner Professional バージョン 24.1 に含まれる新しい機能のいくつかについて説明します。

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ユーザ・エクスペリエンス

このリリースには,ユーザ・エクスペリエンスに対する次の機能強化が含まれています。

領域
機能強化
UI の更新

Micro Focus が OpenText になったことを反映して,ユーザ・インタフェースが更新されました。

オンライン・グラフ

Controller のオンライン・グラフで,複数の測定値のスケールを一度に設定できるようになりました。

詳細については,「測定値設定の構成」を参照してください。

出力メッセージ

シナリオ実行の出力メッセージをエクスポートできるようになりました。

詳細については,「[出力メッセージ]ウィンドウ」を参照してください。

サマリ・レポート

Analysis サマリ・レポートに,シナリオの開始時刻と終了時刻,およびタイムゾーンが表示されるようになりました。

詳細については,「サマリ・レポート」を参照してください。

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データと分析

このリリースには,データと分析に関する次の更新が含まれています。

領域
機能強化
Web ページ診断

Web ページ診断のデータ収集が標準設定で無効になりました。Analysis で Web ページ診断グラフのデータを表示するには,Controller でデータ収集を有効にします。

詳細については,「Web ページ診断」を参照してください。

Web リソース・グラフ

Controller と Analysis に,1 秒あたりのサーバ要求に関する新しい Web リソース・グラフが追加されました。このグラフには,DevWeb スクリプトのホストごとのヒット数の統計(サーバのホスト名に基づく)が表示されます。

詳細については,「Web リソース・モニタ」を参照してください。

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統合とエコシステム

このリリースには,統合とエコシステムに関する次の機能強化が含まれています。

領域
機能強化
Datadog へのデータのプッシュ

Controller のシナリオ実行からのリアルタイム・データを Datadog プラットフォームにプッシュできるようになりました。送信されるデータに,実行のパフォーマンス・メトリックとシナリオの詳細が含まれます。

詳細については,「Datadog との統合」を参照してください。

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最新化

このリリースには,最新化のための次の機能強化が含まれています。

領域
機能強化
[トランザクション]ダイアログ・ボックス

[Controller トランザクション]ダイアログ・ボックスの UI が最新化され,検索機能が追加されました。

詳細については,「[トランザクション]ダイアログ・ボックス」を参照してください。

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セキュリティとインフラストラクチャ

このリリースには,セキュリティとインフラストラクチャに関する次の機能強化が含まれています。

領域
機能強化
RHEL 9 のサポート

Red Hat Enterprise Linux 9.x 64 ビット・ディストリビューションにインストールされた Linux および Linux Docker の Load Generator のプロトコルが完全にサポートされるようになりました。

詳細については,「インストール」を参照してください。

OneLG Docker イメージ

Docker Hub リポジトリ内の Load Generator イメージの名前が変更されました。

詳細については,「Docker 化された Load Generator の設定」を参照してください。

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VuGen,プロトコル,LoadRunner Developer

Virtual User GeneratorVuGen)に,次の機能強化が含まれています。詳細については,VuGen の新機能を参照してください。

領域
機能強化
JavaScript

VuGen と Load Generator で使用される Chrome V8 JavaScript エンジンが,ECMAScript 2022 言語仕様で動作するようにアップグレードされました。

Chrome 用レコーダ拡張機能

Chrome に LoadRunner Web Recorder 拡張機能をインストールして,仮想ユーザ・スクリプトのイベントを記録できるようになりました。これにより,セキュリティ・ポリシーによって標準の VuGen レコーダがブロックされている場合に,スクリプトを作成できるようになります。

注: この機能はテクニカル・プレビューとして提供されています。

VuGen- LRC 統合

VuGenLoadRunner Cloud の間の統合で,SSO/ブラウザ・ベースの認証がサポートされるようになりました。

CyberArk 統合

このリリースには CyberArk との統合が含まれており,特権アカウントでの CyberArk ID セキュリティの使用がサポートされます。新しい LoadRunner API を使用すると,CyberArk Vault に接続してパスワードをクエリできます。

 

VuGen とサードパーティ・プロトコルに,次の機能強化が行われました。詳細については,VuGen の新機能を参照してください。

領域
機能強化
Cloud for AWS プロトコル

VuGen に,AWS プロトコル・スクリプトを作成するための新しいスクリプト・デザイナが追加されました。スクリプト・デザイナを使用すると,手動でコードを挿入することなく SQS スクリプトを生成できます。

TruClient プロトコル

TruClient スクリプトに対する次の更新が含まれています。

  • Chromium ブラウザのサポート:バージョン 120

  • TruClient ブラウザ:Firefox バージョン 118 相当

  • セキュリティ更新

.NET+ プロトコル

.NET+ プロトコルでの .NET バージョンのサポートがアップグレードされました。

  • .NET 8 のサポート。

  • .NET 6 または 8 を使用できない場合,他の .NET バージョンを使用できるようになりました。

    注意: .NET 6 および 8 以外の .NET バージョンは,LoadRunner Professional および .NET+ プロトコルでは正式にはサポートされていません。

Citrix プロトコル

Citrix プロトコルで,ウィンドウ・イベントを処理する次の新しい API が利用できるようになりました。

  • ctrx_execute_on_window_activation
  • ctrx_execute_on_window_destroy
  • ctrx_execute_on_window_name_change
Java プロトコル

LoadRunner Professional では,すべての関連プロトコルの記録と再生で JRE/JDK バージョン 21 64 ビットがサポートされるようになりました。

SAP Web プロトコル

このリリースには,SAP_NWBC アプリケーション用の相関ルールが追加されています。

 

LoadRunner Developerおよび DevWeb に,次の機能強化が含まれています。詳細については,「LoadRunner Developer の新機能」を参照してください。

領域
機能強化
SSE のサポート

DevWeb スクリプトで,サーバ送信イベント(SSE)のテストがサポートされるようになりました。

SSE はサーバ・プッシュ・テクノロジであり,クライアントは HTTP 接続経由でサーバから自動更新を受信できます。新しい SSE API を使用して AUT への接続を確立し,サーバ送信イベント通知を受信できます。

Web 応答の保存

Web 要求に新しい saveResponseBodyToFile オプションを追加することで,特定の Web 応答本文を指定したファイルに保存できます。

抽出オブジェクトのコンバータ

抽出オブジェクトに新しいコンバータ evalString が追加されました。このコンバータは,16 進文字と Unicode 文字(\xNN と \uNNNN)をプレーン文字列に変更します。

思考遅延時間

SDK に,非同期のバックグラウンド・アクティビティをブロックしない新しい API thinkTimeAsync が追加されました。

再生のサマリ

スクリプトの再生のサマリに,ホストごとのヒット数(ホスト名に基づく)のデータが含まれるようになりました。

このデータは,すべての LoadRunner 製品の DevWeb スクリプトで利用できます。

データのマスクと暗号化

マスクと暗号化の機能がフォルダ全体で利用できるようになりました。これにより,フォルダ内のすべてのファイルの機密データをマスクまたは暗号化できます。

FIPS 準拠

LoadRunner Developer で,FIPS が有効になっている環境での作業がサポートされるようになりました。FIPS 140-2 標準に準拠しており,機密データや貴重なデータを保護します。

IP アドレス

現在の仮想ユーザの IP アドレスを,getIP 関数を使用して取得できます。

プロキシ・レコーダ

HTTP クエリ文字列に使用される区切り文字をカスタマイズできるようになりました。

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関連項目: