チェックポイント・ステップの挿入

関連:GUI テストおよびコンポーネント

チェックポイントは通常、最初のテストまたはコンポーネントを作成した後に挿入するのが最もよい方法です。

チェックポイント・ステップを挿入した後、チェックポイント・オブジェクトがローカル・オブジェクト・リポジトリに追加されます。その後、チェックポイント・オブジェクトは共有オブジェクト・リポジトリに移動できます。

開始前のヒント

ビットマップ・チェックポイント

オブジェクトの可視性

キャプチャするオブジェクトが常に画面上に完全に表示されるように、ビットマップ・チェックポイント・ステップの前に(関連環境用の)MakeVisible ステートメントを挿入します。

詳細については、『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』を参照してください。

複数のオブジェクト 複数のオブジェクトを含む単独のビットマップ・チェックポイントを作成するには、ビットマップ・チェックポイントに含めるオブジェクトがすべて含まれている最上位のオブジェクトを選択します。

テキスト/テキスト領域チェックポイント

Windows ベース・アプリケーションのテキスト/テキスト領域チェックポイントを作成する前に、[テキスト認識]表示枠([ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[テキスト認識]ノード)で必要なキャプチャ設定を行ってください。

イメージ、テーブル、および(Web)ページのチェックポイント

イメージ、テーブル、および(Web)ページのチェックポイントは、テストおよびスクリプト GUI コンポーネントでのみ使用できます。

ただし、コンポーネントに対して標準チェックポイントを作成するときに、Web ページまたはテーブル・オブジェクトを選択した場合は、ほかのオブジェクトと同様に、それらのオブジェクトのプロパティを検査できます。

チェックポイントの再利用

一般的な内容やアプリケーションの状態をチェックするような場合に、再利用可能なチェックポイントの作成を考慮してください。

例:  

  • アプリケーションの各ページに組織のロゴが含まれている場合は、ビットマップ・チェックポイントを再利用してアプリケーション内の各ロゴを検証します。

  • アプリケーションに複数のエディット・ボックスが含まれている場合は、チェックポイントを再利用してこれらのエディット・ボックスの有効状態をテスト全体で確認します。

既存のチェックポイントを挿入する方法の詳細については、「[既存のチェックポイントの追加]ダイアログ・ボックス」を参照してください。

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チェックポイントのグローバル・オプション

[オプション]ダイアログ・ボックスの[Web]>[詳細設定]表示枠([ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[Web]>[詳細設定]ノード)で、チェックポイント・オプションを設定します。

次のオプションがあります。

  • 記録セッションで各ページのページ・チェックポイントまたはアクセシビリティ・チェックポイントを作成する

  • テストの実行時に自動ページ・チェックポイントを無視する

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記録中のチェックポイント・ステップの挿入

  1. チェックポイントを挿入する前に記録セッションを開始します。チェックポイントは、次の記録モードで表示できます。

    シンプル・モード

     チェックポイントの基本プロパティと期待値だけが表示されます。

    詳細モード

     チェックポイントのサポートされているすべてのプロパティと期待値が表示されます。

  2. 次の手順のいずれかを実行します。

    記録ツールバーで... ... [チェックポイントまたは出力値の挿入]ボタンをクリックし、ドロップダウン・リストからチェックポイントのタイプを選択します。
    [デザイン]>[チェックポイント]を選択... ... 関連するチェックポイントのタイプを選択します。
  3. UFT One が非表示になり、ポインタが指差しマークに変わります。アプリケーションで、検査対象オブジェクトをクリックします。

    注意: アプリケーションのオブジェクトが複数の場所に関連付けられている場合は、[オブジェクトの選択]ダイアログ・ボックスが開きます。

    このダイアログ・ボックスでは、検査するオブジェクトをオブジェクト・ツリーから選択できます。

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編集中のチェックポイント・ステップの挿入

  1. 標準のチェック・ポイントの場合、オブジェクトがアプリケーションに表示されていることを確認します。

  2. チェックポイントを追加するステップを選択し、次のいずれかを実行します。

    • [デザイン]>[チェックポイント]を選択し、関連するチェックポイントのオプションを選択します。

    • [デザイン]>[チェックポイント]>[既存のチェックポイント]を選択します。

    • [デザイン]>[データベース チェックポイント]を選択します。

    • [デザイン]>[ファイル内容チェックポイント]を選択します。

    • [デザイン]>[XML チェックポイント]を選択します。

    • ActiveScreen でオブジェクトを右クリックし、関連するチェックポイントを選択します。

      オブジェクトがキーワード・ビュー内のステップのどの部分にも現れない場合でも、ActiveScreen 内の任意のオブジェクトに対してチェックポイントを作成できますActiveScreen は、ファイル内容チェックポイントおよび XML チェックポイントではサポートされていません。

      ActiveScreen を使用してチェックポイントを挿入する場合は、検査対象オブジェクトの十分なデータが ActiveScreen に含まれていることを確認します。

      注意: アプリケーションのオブジェクトが複数の場所に関連付けられている場合は、[オブジェクトの選択]ダイアログ・ボックスが開きます。

      このダイアログ・ボックスでは、検査するオブジェクトをオブジェクト・ツリーから選択できます。

    「チェックポイントのタイプごとの注意事項」の追加の詳細を参照してください。

チェックポイントのタイプごとの注意事項

テーブル

テーブル・チェックポイントを挿入する場合、特定の環境の特定のオブジェクトでは、[テーブルチェックポイントのプロパティ]ダイアログ・ボックスが開く前に、[行範囲の定義/変更]ダイアログ・ボックスが開きます。

そのダイアログ・ボックスで、検査する行の範囲を選択してください。

テキスト/テキスト領域
  • チェックポイントを作成するには、最初に ActiveScreen でテキスト文字列を強調表示して右クリックし、[テキスト チェックポイントの挿入]を選択します。
  • テキスト領域チェックポイントを作成するときは、最初に UFT One で検査するテキストが含まれている領域を定義します。

    [テキスト領域チェックポイント]オプションを選択すると、マウスのポインタが十字形に変わります。十字形の点をクリック・アンド・ドラッグしてこの領域を定義します。必要な領域の輪郭を決めたらマウス・ボタンを放します。

    マウスの左ボタンを押しながら矢印キーを使用すると、定義した範囲を微調整できます。

ファイル内容

このソース・ファイルは、ファイル・システムに格納する必要があります。

ファイル内容チェックポイントを挿入する場合、標準設定では[ファイル内容チェックポイントのプロパティ]ダイアログ・ボックスに[サポートされているすべてのファイル]を選択するオプションのみが表示されます。

これを選択すると、期待する拡張子を持つファイルのみが表示されます(たとえば、.htm または .pdf ファイルなど)。

拡張子が一般的ではないファイルを選択するには、[ファイルの種類]ボックスで[すべてのファイル]を選択して、該当するファイルを選択します。

データベース

データベース・チェックポイントを挿入する場合は、データベース・クエリ・ウィザードが開きます。

  1. データベース・クエリ・ウィザードで、Microsoft Query を使用するか、手動でデータベース接続と SQL ステートメントを入力して、チェックポイントのクエリを定義します。

  2. データ・ソースとして Microsoft Query を選択した場合、Microsoft Query が起動し、クエリを定義できるようになります。クエリを定義したら、Query ウィザードの[完了]ページで、次のいずれかを使用します。

    • 終了して、Unified Functional Testing に戻る:Microsoft Query を終了します。
    • Microsoft Query でデータの表示またはクエリの編集を行う:Microsoft Query を終了する前にクエリを表示または編集します。
  3. SQL ステートメントを手作業で指定する]を選択した場合、[SQL ステートメントの指定]ページが表示され、接続文字列と SQL ステートメントを定義できる状態になります。

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プログラミングによるチェックポイントの挿入

  • チェックポイントの戻り値(チェックポイントが成功したか失敗したかを示すブール値)を取得するには、エディタ内のステートメントでチェックポイントの引数を括弧で囲みます。たとえば、次のような場合です。

    a = Browser("MyBrowser").Page("MyPage").Check (CheckPoint("MyProperty"))
  • また、CheckProperty メソッドおよび CheckItemProperty メソッドを使用して、特定のプロパティまたは項目のプロパティの値を検査することもできます。詳細については、『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の特定のオブジェクト・メソッドとオブジェクト・プロパティを参照してください。

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チェックポイントのプロパティ

[チェックポイントのプロパティ]ダイアログ・ボックスで、チェックポイントのタイプに応じて、次のチェックポイント・オブジェクトの設定を指定します。

テーブル・チェックポイントの設定

[テーブルチェックポイントのプロパティ]ダイアログ・ボックスのグリッド領域で、テーブル・オブジェクトのセルの選択を次のように定義します。

目的 操作
単一のセルを検査対象に追加するか検査対象から削除する セルをダブルクリック
行全体を検査対象に追加するか検査対象から削除する 行のヘッダをダブルクリック
カラム全体を検査対象に追加するか検査対象から削除する カラム・ヘッダをダブルクリック
すべてのセルを検査対象に追加するか検査対象から削除する カラム・ヘッダをダブルクリック
ある範囲のセルを検査対象に追加する 検査対象に追加するセルを選択して、[チェックの追加]ボタンをクリック
ある範囲のセルを検査対象から削除する 検査対象から削除するセルを選択して、[チェックの削除]ボタンをクリック

データベース・チェックポイントの設定

[データベース チェックポイントのプロパティ]ダイアログ・ボックスのグリッド領域で、データベース・オブジェクトのセルの選択を次のように定義します。

目的 操作
単一のセルを検査対象に追加するか検査対象から削除する セルをダブルクリック
行全体を検査対象に追加するか検査対象から削除する 行のヘッダをダブルクリック
カラム全体を検査対象に追加するか検査対象から削除する カラム・ヘッダをダブルクリック
すべてのセルを検査対象に追加するか検査対象から削除する カラム・ヘッダをダブルクリック
ある範囲のセルを検査対象に追加する 検査対象に追加するセルを選択して、[チェックの追加]ボタンをクリック
ある範囲のセルを検査対象から削除する 検査対象から削除するセルを選択して、[チェックの削除]ボタンをクリック

SQL クエリの定義に変更を加えるには、キーワード・ビューまたはエディタで、変更するデータベース・オブジェクトを右クリックし、[オブジェクトのプロパティ]を選択します。

ファイル内容チェックポイントの設定

[ファイル内容チェックポイントのプロパティ]ダイアログ・ボックスで、比較する各行までスクロールし、行を選択します。

カーソルを行に移動すると、行の左のサイドバーにチェックボックスと正規表現のアイコンが表示されます。

  • チェックボックスをクリックして、検査対象の行を選択(またはクリア)します。

  • [正規表現 / 通常のテキストとして行を扱う]ボタンをクリックして、行のすべての特殊文字の前にバックスラッシュを追加(または削除)します。そのときに、必要に応じて正規表現を変更できます。

    注意: ソース・ファイルに複数のページが含まれている場合、ファイル・コンテンツ・エディタは複数のページに分かれます。

    そこで、ページを折りたたみまたは展開し、検査対象のページ全体を選択またはクリアできます。

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その他の参照項目: