UFT One の AI ベースのテストを使用して，SAP GUI for Windows アプリケーションをテストできるようになりました。特に，UFT One は Classic テーマと Signature テーマの典型的なコントロールを識別できます。

テストのために SAP GUI アプリケーションを準備するには，SAP GUI for Windows のサポートの有効化を参照してください。

AI レコードまたは AI 検査を使用してアプリケーション・オブジェクトを学習し，テスト・ステップを自動的に作成します。

UFT One で，AI を使用して追加のコントロール・タイプを識別できるようになりました。

• モバイル・アプリ：refresh，chart，people，clock

• Web および SAP GUI アプリケーション：contact card，copy，display，document，enter，exit，find，folder，forward，pin，save，schema，window

サポートされるコントロール・タイプの一覧については，AI ベースのテスト：サポートされるコントロール・タイプを参照してください。

オブジェクトを一意に記述するには，テキストや位置などのプロパティを組み合わせる必要があります。

AI 検査や AI レコードのインタフェースで，各プロパティ自体がオブジェクトを一意に記述していない場合でも，そのようなオブジェクト記述を作成できるようになりました。

アプリケーションのオブジェクトの検査を参照してください。

新しい AOM プロパティにより，自動化スクリプトを使用してリモート AI サービスに接続できるようになりました。

『UFT One Automation Object Model Reference』の「AIOptions Object」を参照してください。

リモート AI サービスで，視覚的なオブジェクト認識だけでなく，AI オブジェクトの認識用のテキスト認識も処理されるようになりました。これにより，リモート AI サービスを使用する際のパフォーマンスが向上します。

リモート AI オブジェクト検出サービス の使用を参照してください。

RegisterCustomClass メソッドの className パラメータで，大文字と小文字が区別されなくなりました。たとえば，以前に登録した「Sales_1」という名前のクラスは，「sales_1」という名前の新しいクラスを作成すると上書きされます。

『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「AIUtil.RegisterCustomClass」を参照してください。

AI ベースのテストのチュートリアルを読み，手順に沿って実行することで，AI ベースのテストの基本について学習し，AI 機能に習熟できるようになりました。

AI ベースのテストのチュートリアルを参照してください。

チェックポイントでプロパティ値をパラメータ化するときに，出力パラメータを選択できるようになりました。以前のバージョンでは，入力パラメータしか選択できませんでした。

［パラメータ オプション］ダイアログ・ボックスを参照してください。

Web テスト：

Chrome 拡張機能および Safari 機能拡張の更新

UFT One 2022 リリースには，ブラウザ拡張機能の新しいバージョンが含まれています。

• 最新の OpenText UFT Agent Chrome 拡張機能は，最新の Chrome 拡張機能プラットフォーム向けに構築された Manifest V3（MV3）拡張機能です。

  詳細については，Google Chrome での OpenText UFT Agent 拡張機能の有効化を参照してください。

• 最新の OpenText UFT Agent Safari 機能拡張は，M1 Mac マシンでの作業をサポートしています。

  このバージョンの機能拡張は，UFT Connection Agentを個別にインストールする必要がなくなったため，セットアップが簡単になりました。

  リモート Mac コンピュータ上の Apple Safari の使用を参照してください。

Java テスト： 

Java オブジェクトの新しいメソッド

Java オブジェクトで新しいメソッドを使用できるようになりました。 

• 列を持つ SWT JavaTree オブジェクトのセルを操作します。

  ActivateCell，ClickCell，DoubleClickCell，SelectCell，SetCellData

  『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「JavaTree object」セクションを参照してください。

• JavaFX の JavaWindow オブジェクトに対して次の操作を実行します。

  Move，Resize，PressKey

  『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「JavaWindow Object」セクションを参照してください。

Kafka SSL

Kafka サーバに双方向 SSL 認証を設定できるようになりました。新しいプロパティを使用して，クライアント認証を設定します。Kafka アクティビティによるテストを参照してください。

WeTest および Genymotion ラボに格納されているデバイスをテストできるようになりました。

テスト実行用のモバイル・デバイスを指定するときに，デバイスの地理的な場所を指定できるようになりました。

これは，ターゲット・ラボとして Micro Focus を選択し，フリート・タイプを public に指定した場合に関連します。

識別するテキストの色を参照できるようになりました。

• GetTextFromImageByColor メソッドを使用すると，画像ファイルから特定の色のテキストを取得できます。

• GetTextLocationFromImageByColor メソッドを使用すると，画像ファイル内の特定の色のテキスト文字列の位置が返されます。

『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「TextUtil Object」を参照してください。

テキスト・テスト・オブジェクトの記述に，次の色関連のプロパティを含めることができるようになりました。

textcolor，isinverted，huethreshold，backgroundcolor

これにより，より細かい制御が可能になるため，テキスト認識の精度が向上します。

『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「TextObject description properties」を参照してください。

UFT One で，マルチテナンシーが有効になっている AutoPass License Server からコンカレント・ライセンスを消費できるようになりました。マルチテナント・ライセンス・サーバに接続する場合は，テナント情報を指定します。

コンカレント・ライセンス・モードの設定（ウィザード）およびコマンド・ラインを使用したコンカレント・ライセンスの消費を参照してください。

UFT One で，新しいバージョンの .NET Framework と Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージが使用されるようになりました。

UFT One のフル・パッケージをインストールすると，これらの前提条件が自動的にインストールされます。

サイレント・インストールを使用する場合は，次の前提条件バージョンを含めます。

• .NET 6.0.3

• Microsoft Visual C++ 2022 再頒布可能パッケージ

UFT One の前提条件をインストールするためのサイレント・コマンドを参照してください。

UFT One Delphi エージェントでプリコンパイルされていない Delphi 32 ビット・アプリケーションのテストは，64 ビット Windows システムでのみサポートされています。

Delphi アドインを参照してください。

次のテクノロジは，市場でのサポートが終了しています。

• Adobe は Flash Player のサポートを終了しており，システムから Flash Player をアンインストールすることを推奨しています。

• Microsoft は Silverlight 開発フレームワークのサポートを終了しています。

そのため，標準設定では，UFT One で Flex および Silverlight Add-in が提供されなくなりました。

Flex または Silverlight Add-in が必要な場合は，Micro Focus サポートにお問い合わせください。

UIA Pro オブジェクトの ClickCell メソッドで button パラメータを指定する場合，可能な値は次のとおりです。 

• 0 = 左ボタン（標準設定）
• 1 = 右ボタン
• 2 = 中央ボタン

以前のバージョンでは，中央ボタンと右ボタンの値が逆になっていました（1 = 中央ボタン，2 = 右ボタン）。

『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「UIA Pro objects」を参照してください。

自動化スクリプトを使用して，アプリケーション領域とその関数ライブラリを管理できるようになりました。

たとえば，アプリケーション領域のチェックイン/チェックアウト，作成，開く，保存，または閉じる操作を実行できます。関数ライブラリの場合，アプリケーション領域への追加またはアプリケーション領域からの削除が可能です。

『UFT One Automation Object Model Reference』の「AppArea Object」，「Application Object」，「AAFunctionLibraries Collection」を参照してください。

New や Open などのメソッドを使用してドキュメントを作成したり開いたりする場合に，他のすべてのドキュメントを閉じる前に保存するように指定できます。

以前のバージョンでは，「閉じる前に保存」するように指定しても，フォーカスのあるドキュメントしか保存されませんでした。

『UFT One Automation Object Model Reference』の「Application Object」を参照してください。

WPF Extensibility で，.NET 5 および 6 での作業がサポートされるようになり，追加の .NET 5 または 6 の WPF コントロールのカスタム・サポートを作成できるようになりました。

• WPF Extensibility をインストールする際は，Visual Studio のバージョンに一致するインストール・パッケージを選択してください。

• カスタム・サーバ設定ウィザードに含まれる定義済み設定の数が増え，実行がより簡単になりました。

「WPF Add-in Extensibility」を参照してください。

Extensibility Accelerator を使用して，Chrome ブラウザで Web Extensibility サポート・セットを開発できるようになりました。以前は，Extensibility Accelerator は Internet Explorer に限定されていました。

「Extensibility Accelerator Reference for Functional Testing」を参照してください。

UFT One ソリューションを Windows エクスプローラから直接開くことができるようになりました。ドキュメント管理を参照してください。

切断されたリモート・コンピュータでのテストのための代替オプション

一部のリモート・コンピュータ接続では，切断時に UFT One への通知が行われません。そのため，ロック，ログオフ，または切断されたリモート・コンピュータでのテストが失敗します。

このような場合に，リモート・セッションを定期的にポーリングするように UFT One を設定できるようになりました。UFT One がアクティブな接続を検出しない場合，Windows セッションが自動的に開始され，設定された資格情報を使用してログインします。

これは，［ツール］＞［オプション］＞［全般］タブ＞［実行セッション］表示枠で有効にするか，オートメーション・オブジェクト・モデル（AOM）を使用して有効にします。

ロック，ログオフ，または切断されたリモート・コンピュータに対するテストを可能にしますおよび『UFT One Automation Object Model Reference』の RunOptions オブジェクトを参照してください。

テスト・バッチを実行するためにコマンド・ラインにパラメータを渡すときに，エスケープ文字（\）を追加することで，パラメータ値にセミコロン（;）を含めることができるようになりました。

コマンド・ラインを使用したテスト・バッチの実行を参照してください。

2022.8

Java

• Oracle Java SE 18

• OpenJDK 18

• Zulu OpenJDK 18

• IBM Semeru Runtimes 8，11，17（旧称 AdoptOpenJDK OpenJ9 JVM）

• Adoptium Temurin 8，11，17（旧称 AdoptOpenJDK Hotspot JVM）

注：Java 環境変数の設定要件に従います。

• SAP GUI 7.70 patch 7

• SAP NWBC Client 7.0（patch 26 まで）

• SAP NWBC Client 7.7（patch 15 まで）

サポートされている最新のパッチを使用することをお勧めします。以前のパッチを使用した場合の既知の問題については，既知の問題 - Windows ベース SAPを参照してください。

• Dojo 1.17

• Ext JS 7.5

注：Internet Explorer，および Edge の IE モードではサポートされていません。

98 ～ 104

98 ～ 104

97 ～ 103，102 ESR

Java

6

67 以前

53 以前

Java

Java 7 のサポートは終了します。

Microsoft が Internet Explorer のサポートを終了したため，UFT One は Internet Explorer を使用するためのメンテナンスを終了します。