ライブラリおよびベースラインの使用方法
このタスクでは、ライブラリとベースラインを利用して作業する方法について説明します。
ライブラリおよびベースラインの詳細については、ライブラリの概要を参照してください。
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フォルダおよびサブフォルダで構成されるライブラリ・ツリーを作成することによって、ライブラリの階層的枠組みを定義します。
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ライブラリ・モジュールを開きます。サイドバーで、[管理]の下の[ライブラリ]を選択します。
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フォルダを作成します。[ライブラリ]ルート・フォルダを右クリックして、[新規フォルダ]を選択します。サブフォルダを作成するには、フォルダを右クリックして[新規フォルダ]を選択します。
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フォルダにライブラリを追加します。フォルダを右クリックして、[ライブラリの作成]を選択します。[新規ライブラリ]ダイアログ・ボックスで、[詳細]ページのフィールドに入力します。ユーザ・インタフェースの詳細については、[新規ライブラリ]/[ライブラリ詳細]ダイアログ・ボックスを参照してください。
[コンテンツ]ページで、ライブラリに含めるエンティティを選択します。ユーザ・インタフェースの詳細については、[コンテンツ]タブを参照してください。
フィルタを定義して、ライブラリに含めるエンティティの選択に役立てることができます。これは、プロジェクトの階層構造のみに基づいていないライブラリを作成する場合などに有用です。
例:
プロジェクト・マネージャの Jim は、セキュリティの影響が大きい新規のプロジェクトを持っています。彼のプロジェクトのテスト計画ツリーは、製品およびバージョンに基づいて階層的に整理されています。Jim は、関連するテスト・フォルダを含むライブラリを作成し、それらのフォルダにセキュリティ関連のテストのみを含むように、ライブラリのフィルタを定義します。
注: 最適なパフォーマンスを維持するため、ライブラリに入れることのできるエンティティの数は制限されています。標準設定値を変更するには、サイト管理の[サイト設定]タブで LIBRARY_FUSE および REQUIREMENTS_LIBRARY_FUSE パラメータを設定します。詳細については、設定パラメータの指定を参照してください。
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ライブラリのベースラインを作成して、一定時間内にプロジェクトのエンティティに加えられた変更を追跡できます。
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ライブラリ・モジュールで、ライブラリを右クリックして[ベースラインの作成]を選択します。ユーザ・インタフェースの詳細については、ベースラインの作成ウィザードを参照してください。
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[詳細]タブの[ログの表示]ボタンをクリックします。[ログ:ベースラインの作成]ダイアログ・ボックスが開き、進行状況が表示されます。
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モジュール・ツールバーの[更新]ボタンをクリックして、表示を更新します。[詳細]タブにベースラインの詳細が表示されます。[詳細]タブで利用可能なフィールドの詳細については、ライブラリ・モジュールのフィールドを参照してください。
注: プロセスが完了したら、ログを確認してから表示を更新します。ベースラインの作成後に表示を更新すると、[ログの表示]ボタンは表示されず、ログを表示できません。
ライブラリ・モジュール・ウィンドウのユーザ・インタフェースの詳細については、ライブラリ・モジュール・ウィンドウを参照してください。
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ベースラインを作成すると、OpenText Application Quality Management によりバックグラウンドでタスクが実行されるため、プロセスの実行中も引き続き OpenText Application Quality Management を使用して作業できます。タスク・マネージャを使用して、プロジェクトで実行されているすべての非同期タスクの状態や進行状況を表示できます。
OpenText Application Quality Management マストヘッドで、
>[タスク マネージャ]を選択します。ユーザ・インタフェースの詳細については、タスク・マネージャを参照してください。
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ライブラリ内の 2 つのベースラインとの比較、またはベースラインとライブラリ内の現在のエンティティとの比較を行います。
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ライブラリ・モジュールで、ベースラインを右クリックして[次と比較]をクリックし、次のいずれかを選択します。
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ベースラインの選択:選択したベースラインを、ライブラリ内の別のベースラインと比較します。[ベースラインの選択]ダイアログ・ボックスが開きます。参照ボタンをクリックし、リストからベースラインを選択します。
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現在のエンティティ:選択したベースラインを、ライブラリ内の現在のエンティティと比較します。
ベースライン比較ツールのユーザ・インタフェースの詳細については、 [ベースライン比較ツール]ダイアログ・ボックスを参照してください。
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ベースラインの比較結果を .csv ファイル形式で保存するには、[比較結果のエクスポート]ボタン
をクリックします。保存後に、コンピュータ上で .csv ファイルを開くよう定義された標準設定のアプリケーション(Microsoft Excel など)でファイルが開きます。
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テスト・セットをベースラインに設定し、テスト・セットを選択したベースラインに保存されたテストのバージョンと関連付けることができます。
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テスト・ラボ・モジュールで、テスト・セットを右クリックして、[ベースラインに設定]を選択します。
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設定されたベースラインをクリアするには、テスト・セットを右クリックして[設定されたベースラインのクリア]を選択します。
設定されたテスト・セットの概念の詳細については、固定されたテスト・セットを参照してください。
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ベースラインに格納されているエンティティのすべてのバージョンを表示および比較します。
注: 利用可能なモジュール:要件、ビジネス・コンポーネント、テスト計画、テスト・リソースの各モジュールから利用可能です。
ツリーまたはグリッドでエンティティを選択して、[履歴]タブ>[ベースライン]タブをクリックします。
詳細については、エンティティ履歴を参照してください。
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ライブラリをインポートして、1 つのプロジェクト内または複数のプロジェクトにまたがるエンティティの既存のセットを再利用します。開発が進むに従い、ライブラリを比較および同期します。タスクの詳細については、ライブラリの共有を参照してください。