プロジェクト・カスタマイズ
プロジェクト管理者は、[プロジェクト カスタマイズ]を使用して、プロジェクトにアクセスできるユーザを定義し、各ユーザが実行できるタスクの種類を指定することで、プロジェクトへのアクセスを制御します。また、組織固有の要件に合わせてプロジェクトをカスタマイズすることもできます。
このトピックの内容:
プロジェクト・カスタマイズの概要
次の表は、プロジェクトのカスタマイズで可能なことをまとめたものです。
カスタマイズはデスクトップ・クライアントと Web クライアント の両方に適用されます。
タスク | 説明 |
---|---|
プロジェクトでのユーザの管理 |
OpenText Application Quality Management プロジェクトに対してユーザの追加と削除を実行できます。ユーザのアクセス権を制限するために、ユーザをユーザ・グループに割り当てることもできます。 |
グループとアクセス許可の管理 |
権限設定を指定することにより、ユーザ・グループに権限を割り当てることができます。これには、遷移ルールの指定とデータの非表示も含まれます。 |
プロジェクト・エンティティのカスタマイズ |
システム・フィールドの変更、およびプロジェクト・エンティティへのユーザ定義フィールドの追加を行うことができます。 |
要件タイプのカスタマイズ |
OpenText Application Quality Management プロジェクトに要件タイプを追加して、要件タイプごとに、利用可能フィールドと必須フィールドを定義できます。 |
フィールド・リストのカスタマイズ |
カスタム・フィールド・リストをプロジェクトに追加できます。フィールド・リストには、システム・フィールドまたはユーザ定義フィールドに入力できる値が含まれています。 |
クロス・プロジェクト・カスタマイズ |
クロス・プロジェクト・カスタマイズを使用して、テンプレート・プロジェクトから 1 つまたは複数のリンクされたプロジェクトにカスタマイズを適用できます。 |
リスクベース品質管理のカスタマイズ |
リスクベース・テストの条件と条件の値をカスタマイズできます。また、標準設定のテスト工数とテスト・レベルもカスタマイズできます。 |
デスクトップ・クライアントのワークフローのカスタマイズ |
ワークフロー・スクリプトを記述することにより、ALM デスクトップ・クライアント・ユーザ・インタフェースをカスタマイズし、ユーザが実行できる操作を制御できます。 |
自動メールの設定 |
不具合フィールドの変更について電子メールでユーザに通知するよう自動メール通知ルールを設定できます。 |
警告ルールの有効化 |
アラート・ルールを有効にして、プロジェクトで変更が発生したときにアラートを作成して電子メールを送信するように OpenText Application Quality Management に指示できます。 |
プロジェクトの計画と追跡の KPI のカスタマイズ |
プロジェクトの計画と追跡(PPT)の KPI を作成し、カスタマイズできます。 |
プロジェクト・レポート・テンプレートの作成とデザイン |
レポートのテンプレートを作成し、デザインできます。このテンプレートは、プロジェクト・ユーザがテンプレート・ベースのレポートに割り当てることができます。 |
Business Process Testing の設定 |
Business Process Testing
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ビジネス・ビュー |
アナリシス・ビュー・モジュールでレポートを作成する際の基盤となるビジネス・ビューを作成できます。 |
Sprinter の設定 |
Sprinter を使用して、OpenText Application Quality Management で手動テストを行うための設定を構成できます。 |
OpenText Functional Testing Lab の設定 |
サイト・レベルで定義されている標準設定の OpenText Functional Testing Lab 構成をオーバーライドすることにより、OpenText Functional Testing Lab 対応プロジェクトの設定をカスタマイズできます。 |
IDE Connector のカスタマイズ |
Application Lifecycle Intelligence で作業するために必要なカスタマイズを実行できます。 ALM Dev 拡張機能を有効にしている場合にのみ適用されます。IDE Connector Customizer の詳細については、「IDE Connector Customizer Add-In」を参照してください。 |
プロジェクト・カスタマイズの開始と終了
プロジェクトのカスタマイズは、[プロジェクト カスタマイズ]ウィンドウで行います。
プロジェクト・カスタマイズを開始または終了するには、次の手順を実行します。
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デスクトップ・クライアントを開きます。詳細については、ALM Client Launcher を使用してデスクトップ・クライアントを起動するを参照してください。
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マストヘッドで、[ツール]
をクリックし[カスタマイズ]を選択します。
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[プロジェクト カスタマイズ]ウィンドウを閉じて ALM プロジェクトに戻るには、ウィンドウの右上隅にある[戻る]ボタンをクリックします。
プロジェクト・カスタマイズの変更内容を保存します。
カスタマイズの変更内容をメジャー変更またはマイナー変更として保存できます。この選択オプションによって、セッションの期限切れ後にユーザが再接続したときに、カスタマイズ内容が再ロードされるかどうかが決定されます。
メジャー変更 |
標準設定のオプションです。 ユーザ・セッションの期限切れ後にユーザが再接続すると、カスタマイズ内容が再ロードされます。 このオプションは、変更内容が重要であって、その変更をユーザができるだけ早く利用できることが必要な場合にのみ使用することをお勧めします。メジャー変更を限定的に使用すると、カスタマイズ内容を再ロードせずにユーザがすばやく再接続できます。このオプションは、たとえば、必須のユーザ定義フィールドを追加したときに使用します。 |
マイナー変更 |
ユーザ・セッションの期限切れ後にユーザが再接続しても、カスタマイズ内容は再ロードされません。 最後のログイン時以降に行われたメジャーなカスタマイズ変更が 1 つ以上ある場合は、ユーザの再接続時にカスタマイズ内容が再ロードされます。再ロードされるのは、ユーザの最後のログイン時から現在のログイン時間までの間に行われた、メジャーおよびマイナーのすべてのカスタマイズ変更です。 |
カスタマイズ変更の保存オプションを選択するには、次の手順を実行します。
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[プロジェクト カスタマイズ]ウィンドウの内容を変更した後、[戻る]をクリックして[プロジェクト カスタマイズ]ウィンドウを閉じます。
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[カスタマイズの変更]ダイアログ・ボックスで、保存オプションを選択して[OK]をクリックします。