UFT One 14.03 の新機能

UFT One 14.03 には多くの新機能と機能拡張が含まれています。

新機能のビデオ

14.03 に含まれる新機能については、新機能のビデオをご覧ください。

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モバイルの機能拡張

UFT One でのモバイル・テストで、以下の機能拡張が行われました。

複数のモバイル・テストを並列実行(テクノロジ・プレビュー)

新しい ParallelRunner コマンド・ライン・ツールを使用することで、UFT One で Mobile Center のデバイス・ラボを使用して、複数のモバイル・テストを並列実行できるようになりました。

以下の方法でテストを実行します。

設定可能な .json ファイルを使用して実行

.json ファイルでオプション値を設定すると、複数のテストを複数のデバイスで同時に実行できます。

コマンド・ラインで直接実行 コマンド・ライン・オプションを使用すると、1 つのテストを複数のデバイスで同時に実行するよう設定できます。

詳細については、「Web テスト、モバイル・テスト、または API テストの並列実行」を参照してください。

Mobile Center の新しい複数プロジェクト機能のサポート

UFT One 14.03 では、Mobile Center 2.60 で提供される複数プロジェクト機能がサポートされます。

Mobile Center に接続したら、[プロジェクトの取得]をクリックして、接続先のプロジェクトを選択します。

詳細については、「UFT Mobile またはローカル・モバイル・デバイスへの接続」および UFT Mobile ヘルプを参照してください。

指紋認証のシミュレーション

UFT One で、指紋認証のシミュレーション用に、新しい SimulateFingerprint メソッドと SetFingerprintSimulationMode メソッドがサポートされるようになりました。

詳細については、次を参照してください。

Mobile Add-in 用のオートメーション・スクリプト

UFT One のオートメーション・オブジェクト・モデル(AOM)で、Mobile の[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスのオプションがサポートされるようになりました。

詳細については、『Automation Object Model Reference』で以下の新しいオブジェクトの説明を参照してください。

  • MobileApp オブジェクト
  • MobileApps オブジェクト
  • MobileDevice オブジェクト
  • MobileLauncher オブジェクト

モバイル・ブラウザによる Shadow DOM のサポート

UFT One で、Polymer Shadow DOM を使用して開発された Web アプリのモバイル・テストの実行がサポートされるようになりました。

モバイル・デバイス上で Shadow DOM をテストする際の既知の問題の詳細については、UFT Mobile Readme を参照してください。

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Web サポートの機能拡張

UFT One でのモバイル・テストで、以下の機能拡張が行われました。

Headless Chrome のサポート

UFT One で、Chrome のバージョンが 60 以降の場合に、ローカルにインストールされたバージョンの Headless Chrome のテストがサポートされるようになりました。

Headless Chrome でテストを実行するには、[記録と実行環境設定]ダイアログで[Google Headless Chrome]を選択します。

詳細については、次を参照してください。

Chrome および Firefox からの静止画像のキャプチャ

UFT One で、Chrome および Firefox での記録時に、静止画像をキャプチャできるようになりました。これらの画像を ActiveScreen で利用することで、アプリケーションの現在の外観と、テストが最初に記録されたときの外観を比較することができます。

Chrome および Firefox で ActiveScreen キャプチャを有効にするには、以下の手順を実行します。

  1. UFT One の[オプション]ダイアログ・ボックスで、[GUI テスト]>[ActiveScreen]>[カスタム レベル]を選択します。

  2. [Web]の下で、[Chrome/FF で ActiveScreen のキャプチャを無効にする]オプションをクリアします。

詳細については、「[ActiveScreen キャプチャのカスタム設定]ダイアログ・ボックス」を参照してください。

注意: ActiveScreen の右クリック・オプション(ステップの追加やチェックポイントの追加など)を使用するには、引き続き Internet Explorer でテストを記録してください。

NW.js フレームワーク上でのテスト

UFT One で、NW.js フレームワークに組み込まれた Web アプリのテスト機能がサポートされるようになりました。

[オプション]ダイアログ・ボックスの[GUI テスト]>[Web]>[リモート接続]表示枠で、UFT One からアプリへのアクセスを設定します。

  1. NW.js ベースの Web アプリの URL を追加します。
  2. フレームワーク]カラムで、[NW.JS]を選択します。

詳細については、次を参照してください。

埋め込みフレームワーク内のアプリに対するスパイの実行

UFT One で、CEF、Electron、NW.js などの埋め込みフレームワーク内のオブジェクトに対するスパイの実行がサポートされるようになりました。

詳細については、「 オブジェクト・スパイの使用」を参照してください。

React コンポーネントのサポート

UFT One で、React フレームワークを使用して構築された Web アプリのテスト機能がサポートされるようになりました。

UIGrid オブジェクトのサポート

UFT One の新しい WebUIGrid テスト・オブジェクトを使用することで、Angular ベースの UIGrid オブジェクトを識別できます。

詳細については、『UFT One Object Model Reference』の「WebUIGrid」セクションを参照してください。

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オブジェクト・スパイでのオブジェクト・プロパティの比較

UFT One のオブジェクト・スパイを使用して、同じタイプの 2 つのオブジェクトを調査して、両者のプロパティを比較できるようになりました。

アプリケーションを開いて、最初のオブジェクトのスパイを実行します。次に新しい[Compare ボタンをクリックして、比較対象となる 2 番目のオブジェクトのスパイを実行します。

オブジェクト・ツリーとプロパティの詳細をスクロールして、2 つのオブジェクトを比較します。

例:

詳細については、「スパイを実行した 2 つのオブジェクトの比較」を参照してください。

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HTML レポートの機能拡張

UFT One で、ローカル・システム・モニタ・データとモバイル・デバイスの重要情報を収集して、HTML 実行結果に表示できるようになりました。

  • グラフ内の項目にマウス・カーソルを置いて詳細を表示
  • 下部の凡例項目を選択して表示データを制御

詳細については、次を参照してください。

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BPT の機能拡張

BPT のパフォーマンスおよびスケーラビリティの向上

ALM に保存された BPT レポートのパフォーマンス設定を、ALM 内のビジネス・プロセス・テストのカスタマイズ・ページから直接定義できるようになりました。

ALM の[プロジェクトのカスタマイズ]領域で、[ビジネス プロセス テスト]>[テスト レポート]のカスタマイズ領域にアクセスし、以下の新しいオプションを指定します。

BPT テスト結果を 1 つの .zip ファイルとして ALM にアップロードする

利用可能な ALM バージョン:

  • 12.21 パッチ 6 以降の 12.21 パッチ
  • 12.55 パッチ 1 以降の 12.5x パッチ

BPT レポート・ビューアからのコンポーネント・パラメータ値を除外する

BPT レポート・ビューアに含める Reporter.ReportEvent ステップのレベルを定義する

利用可能な ALM バージョン:12.21 パッチ 6 以降の 12.21 パッチ

詳細については、「ALM で作業するときのパフォーマンスの向上」および ALM ヘルプセンターを参照してください。

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ライセンスとインストールの更新情報

UFT One 14.03 では、ライセンスとインストールに関して以下のような更新が行われています。

  • Windows サーバでのコミュータおよびリモート・コミュータ・ライセンス・タイプのサポート。詳細については、「コミュータ・ライセンス」を参照してください。

  • AutoPass License Server の最新バージョンのサポート。アップグレードするには、Micro Focus ITOM マーケットプレイス(ログインが必要)から最新バージョンをダウンロードします。

  • ローカライズが提供される言語は、日本語中国語フランス語ロシア語ドイツ語です。ローカライズ・バージョンをインストールするには、UFT One のインストール時に使用言語を選択します。

詳細については、「UFT One ライセンス」を参照してください。

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Java 9 のサポート(テクノロジ・プレビュー)

UFT One で、Java 9 のテクノロジ・プレビュー版がサポートされるようになりました。

詳細については、「Java Add-in の前提条件」を参照してください。

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Delphi のサポートの更新情報

UFT One 14.03 では、Delphi アプリケーションのテストに関して以下のような機能拡張が行われています。

初期状態で Delphi をテスト

UFT One が標準設定で Delphi をサポートするようになったため、UFT One エージェントで Delphi アプリケーションをプリコンパイルしなくても、初期状態でテストを実行できるようになりました。

  • このサポートには引き続き後方互換性があります。すでに UFT One エージェントでコンパイルしたアプリケーションがある場合は、引き続きそれらの同じアプリケーションをテストできます。
  • Delphi Add-in Extensibility を使用している場合、UFT One の以前のバージョンと同じように、引き続き UFT One でアプリケーションをプリコンパイルする必要があります。

詳細については、「Delphi アドイン」「Delphi Add-in Extensibility」「Delphi アプリケーションのコンパイル」「既知の問題 - Delphi Add-in」を参照してください。

UI オートメーションを使用した Delphi のテスト

UFT One の UI Automation Add-in が、delphi_namedelphi_path の 2 つのプロパティを使用することで、Delphi アプリケーションに拡張されました。

UI Automation Add-in を使用して Delphi のコントロールを認識するには、以下の手順を実行します。

  1. UFT One の起動時に、Delphi Add-in と UI Automation Add-in の両方を有効にします。
  2. UI オートメーション・テスト・オブジェクトに、新しいプロパティを手動で追加します。

詳細については、「UFT One の UI オートメーション・サポートの使用」と、『UFT One Object Model Reference』の「UI Automation」セクションを参照してください。

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API テストの機能拡張

UFT One の API テストで、以下の機能がサポートされるようになりました。

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PowerBuilder アプリケーションでのバージョンに依存しないテスト

UFT One で、サポート対象バージョンの PowerBuilder オブジェクトを認識する際に、お使いの PowerBuilder バージョンに依存することがなくなりました。

PowerBuilder の将来のバージョンでは、UFT One とさらにスムーズに統合できるようになる予定です。

詳細については、「PowerBuilder Add-in」と、『UFT 使用可能製品マトリクス』の「PowerBuilder」セクションを参照してください。

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新たにサポートされたテクノロジのバージョン

UFT One で、次の新しいテクノロジ・バージョンがサポートされるようになりました。

  • Flex および QT の最新バージョン

  • Web ブラウザの最新バージョン

  • SAP GUI 750 P4 および SAP GUI 740 P17

  • SAP Business Client(NWBC)6.5

  • Java 9(テクノロジ・プレビュー)

詳細については、UFT 使用可能製品マトリクスを参照してください。

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その他の参照項目: