テスト計画

テスト計画モジュールを使用すると、アプリケーションのテスト計画を作成し、テストを設計できます。適切なテスト計画があれば、アプリケーション管理プロセスのどの時点でもアプリケーションの品質を評価できます。

このトピックの内容:

テストを計画する前に

テストを計画する前に、要件モジュールで定義した要件を達成するための戦略的枠組みを設定します。そのためには、次の 2 つの基本的な問題について検討してみてください。

アプリケーションをどのようにテストすればよいか

  • 使用するテスト手法(ストレス・テスト、セキュリティ・テスト、パフォーマンスおよび負荷テストなど)

  • 不具合の処理方法(重要度の分類、不具合の開始または終了の承認など)

どのようなリソースが必要か
  • テストを行うために必要なリソース(人員、ハードウェアなど)

  • さまざまな作業の完了時期

例: フライトのスケジューリング、搭乗予約、および航空券販売を管理する航空券予約アプリケーション(デモ・アプリケーションは英語)の場合を考えてみます。テストにあたっては、手動テストと自動テストの両方を設計することが必要となります。自動テストの設計作業にはプログラミング経験のあるテスト担当者を、手動テストの設計にはプログラマ以外の担当者を割り当てることができます。

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テストの計画

次の手順は、テストを計画する方法をまとめたものです。

上位タスク:このタスクは、上位レベルのタスクの一環です。詳細については、エディションとライフサイクルを参照してください。

前提条件:

一連の要件は、要件ツリーで定義されます。タスクの詳細については、要件を参照してください。

ヒント: 要件モジュールの要件を直接ベースにしてテストを自動作成できます。詳細については、要件の作成 タスクの要件をテストに変換するステップを参照してください。

テストを計画するには、次の手順を実行します。

  1. テスト計画ツリーの作成

    テスト・サブジェクト・フォルダおよびテストのテスト計画ツリーを作成します。タスクの詳細については、テストの作成を参照してください。

  2. (オプション)テスト・リソースとの依存関係の作成

    OpenText Application Quality Management リポジトリにアップロードした一連のリソースにテストを関連付けることができます。その後、これらの依存関係を表示し、使用中のリソースを特定できます。詳細については、テスト・リソースを参照してください。

    Business Process Testing:コンポーネントのデザイン・ステップを、アップロードしたアプリケーション領域リソースと関連付けることができます。

  3. テスト・パラメータの定義

    テストの柔軟性をより高めるために、パラメータをテスト・ステップに含めることができます。これにより、同じテストを繰り返し実行したり、パラメータに異なる値を割り当てたりできます。詳細については、テスト・パラメータを参照してください。

  4. テスト設定の定義

    さまざまなユースケースでテストを実行するために、テスト設定を定義できます。これにより、同じテストをさまざまなシナリオで実行できます。詳細については、テスト設定を参照してください。

  5. テスト・ステップの作成

    実行する操作と期待される結果を記述するテスト・ステップを作成します。テスト・ステップを定義したら、テストを手作業で実行するか、自動化するかを決定します。詳細については、テストの設計を参照してください。

  6. 自動テスト

    テスト・ステップを設計したら、どのテストを自動化するかを決定します。テストの自動化の決定に影響する要因には、実行頻度、データの入力量、実行時間の長さ、および複雑さがあります。詳細については、テストの設計を参照してください。

    システム・テスト 自動システム・テストを作成して、マシンのシステム情報の取得、デスクトップの画像のキャプチャ、マシンの再起動といった処理を行うこともできます。詳細については、システム・テストの作成と実行を参照してください。
    UFT Developer テスト 自動化された UFT Developer テストを作成またはインポートすることもできます。詳細については、OpenText Functional Testing for Developers テストの作成およびインポートを参照してください。
  7. 要件カバレッジの作成

    テスト計画ツリーの各テストを要件ツリーの要件にリンクします。テストの要件カバレッジを定義することによって、テスト計画のテストと元の要件の関係を追跡します。詳細については、要件カバレッジの作成を参照してください。

  8. テストの不具合へのリンク

    テストを特定の不具合にリンクします。このリンクは、既知の不具合を修正するために新しくテストを作成した場合などに便利です。リンクを作成することで、不具合のステータスに基づいて、テストを実行するかどうかを判断できます。詳細については、不具合とほかのエンティティのリンクを参照してください。

  9. テスト計画データの分析

    レポートおよびグラフを作成してテスト計画を分析します。次のいずれかを実行します。

    テスト・サブジェクトの動的グラフを表示する テスト計画ツリーでテスト・サブジェクトを選択し、[ライブ アナリシス]タブをクリックします。ライブ・アナリシス・グラフの生成に関するタスクの詳細については、ライブ・アナリシス・グラフを参照してください。
    テスト計画データをグラフで表示する テスト計画モジュールのメニューで、[アナリシス]>[グラフ]を選択します。グラフの生成に関するタスクの詳細については、エンティティ・グラフの生成を参照してください。
    テスト計画データのレポートを作成する テスト計画モジュールのメニューで、[アナリシス]>[プロジェクト レポート]を選択します。レポートの生成に関するタスクの詳細については、カスタム・プロジェクト・レポートの作成と生成を参照してください。

    OpenText Application Quality Management のその他のアナリシス・ツールについては、アナリシスを参照してください。

  10. ベースラインの確立

    テスト計画がレビューされ、承認されたら、ベースラインを作成できます。ベースラインでは、特定の時点のテスト計画のスナップショットを参照できます。ベースラインを使用して、アプリケーションのライフサイクル内で任意の重要なマイルストーンをマークできます。さらにベースラインは、変更を比較できる参照ポイントとして機能します。タスクの詳細については、ライブラリおよびベースラインの使用方法を参照してください。

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参照情報: